金属の温度
チェルノブのa点はロートアイアンの冷却にあたり、炭素を固溶したオーステナイト(γ固溶体)からフェライト(α固溶体)とセメンタイトが同時に析出し、パーライト(共析)に移行する温度、現在〉戸共析点(723℃)とよばれる温度です。
つまり加熱のときフェライトとセメンタイトが共析晶から解き放たれ、オーステナイトに変わる温度です。
冷却のさいにこのオーステナイトのパーライトへの移行を阻止し、マルテンサイト組織をつくるのが焼入れです。
また彼のb点は冷却にあたってオーステナイトからフェライトが析出しはじめる、逆に加熱にあたってフェライトがオーステナイトに変態し終わる温度、現在〉A3変態点とよばれている温度です。
鍛造後のb点以上への再加熱は、オーステナイトへの変態とともに再結晶のおこなわれることを意味していたのです。