仏教的病気平癒
仏教的病気平癒の方法としては諸仏・諸菩薩に対する信仰によるものがあります。
信仰と呪術とは一見無縁のようにも思われるが、日本の場合、諸仏・諸菩薩の信仰の裏面にはその呪力に与ろうとする傾向が強かったと考えられます。
とりわけ病気平癒などの現世利益的な霊験が求められました。
たとえば日本で最もポピュラーな信仰の一つに数えられる観音信仰にしても、最も数が多い霊験謳が病気平癒に関するものです。
現代でも東京・浅草の浅草寺などでは、本堂前の大きな香炉から立ち昇る煙を頭や体に擦りつけている参詣者の姿がごくふつうに見られます。
観音さまの霊験あらたかな煙を体の悪いところに擦りつけて病魔を退散させるとともに、煙を浴びることによって予め病気の予防をする意味が込められています。
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